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2018.07.02

7月1日開催 加賀市での「スマートインクルージョン推進宣言」記者会見について

7月1日(日)石川県加賀市において、当機構と加賀市、シビラ株式会社による、「スマートインクルージョン推進宣言」の記者会見が行われました。 当機構と加賀市、ブロックチェーン技術を持つシビラ株式会社とが、力を合わせ、障害のある方の視点から、誰もが安心・安全にくらせる、都市づくりに取り組んでまいります。

この日は、障害当事者の親子によるお話し、加賀市宮元陸市長による、スマートインクルージョン推進宣言に続き、当機構代表理事である、竹村和浩が、スマートインクルージョン構想の概要について講演し、当機構名誉会長である村上憲郎氏による、来賓挨拶も実施されました。
その後、総務省・情報流通振興課の犬童課長による記念講演会が開催され、全国また世界に先駆けて、高齢化社会の課題を障害者の視点から解決し、障害者の親亡き後と、イノベーションを生み出す都市づくりにむけての決意と気運を宣言、高めました。

今後は、障害者情報のブロックチェーンによる一元化、スマートハウス、スマートモビリティーの実現に向けた実証実験を実施する予定です。

 

スマートインクルージョン推進宣言
〜 誰もが安全安心に暮せ社会に参画できる都市(まち)づくり 〜

趣意 スマートインクルージョンとは、AIやIoT、ブロックチェーンなどの最新技術を使ったサービスを障がいのある人の視点で開発・活用することで、障がいのある人もない人も全ての人々が、安全安心に暮らせ、社会に参画できる未来を目指すという発想であります。

人は高齢になると、目や耳が悪くなり判断力が落ちるなど、徐々に障がいを抱えていきます。たとえ高齢になっても、誰もが安全安心に暮らせる都市(まち)を構築することは、市民すべての願いでもあります。

また、これまで障がいのある人は、人の助けがなければ一人で生きていくことは難しい状況にありました。しかし、近年のテクノロジーの進歩により、これを活用することで、その支援者の負担も軽減するとともに、生まれ育った家で、親なき後も安全安心に見守られながら、一生を過ごすことも夢ではない時代となりました。

よって、加賀市は、様々な団体や企業の皆様と連携・協力し、それぞれ不便を抱えて暮らしている障がいのある人達のニーズを知り、その知見を総合した都市(まち)づくりを実現するため、全国に先駆けて、スマートインクルージョンの推進に取り組むことをここに宣言します。

2018年7月1日
石川県加賀市
加賀市長 宮元 陸